本日はよろしくお願いいたします。KDDIのオープンインターネットにおけるコンテンツ事業で一番大きなものは、「スマートパス」というサービスです。単にコンテンツの使い放題、アプリの取り放題というだけではなく、「au」がお客様の日常生活にかかわれるような接点となるべく育ててきたコンテンツといえるでしょう。「スマートパス」は大変多くのお客さまにご好評をいただいておりまして、年度末の3月にはユーザー数が1000万人を超える予定です。
当社のベンチャー企業との取り組みにおいては、大きく2つのプログラムをご用意しています。まず、シードステージの企業を支援していく仕組みが「KDDI∞Labo」、成長段階の企業に投資も含めた支援をしていく仕組みが「KDDI Open Innovation Fund」です。
2000年中盤からベンチャーへの直接投資を開始し、いくつかのベンチャーに直接投資を実施してまいりました。また、さらに多くのベンチャー企業と出会えるすそ野を広げるため、ベンチャーキャピタルに出資して、実際の投資活動、インキュベーション活動を学ばせていただきました。そこから徐々に、当社独自のインキュベーションプログラムやファンドを立ち上げていったというプロセスです。ファンドからはここ2年で国内外19社のベンチャー企業に出資しています。
「KDDI∞Labo」はグローバルに通用するインターネットサービスをつくり出していく、起業家・エンジニアを支えるためのプラットフォームであり、“プログラム”と“セミナー”を柱に、オープンプラットフォームにおける革新的なビジネスを渋谷から発信しています。基本ボランタリーベースで、弊社社員、外部のアドバイザーの皆さまと、ベンチャーを3カ月のタームで、どこまでつくりあげられるか。それが基本的な取り組みです。つい先日、第5期の卒業生を送り出し、現在は第6期の育成に向かっているところです。
これまでベンチャー企業を中心とした支援を主に行ってきましたが、次のステップとしては大企業とも手を組みながらベンチャーの皆さんとかかわっていく。そんな方向性を考えています。我々との接点によって、大企業、ベンチャー共に、新たなお互いのシナジーが生まれる可能性が高まることを願っています。この1年の成果として、orikgami社×伊勢丹、giftee社×ファミリーマート、ゲームギフト社×コロプラといった、ベンチャーと大企業のコラボを支援させていただいております。
最後になりますが、我々は、強烈な妄想と、それを具現化できるパワーを持った起業家、そしてチームと仕事ができることを望んでいます。そして、リアルな日常に溶け込むような新たなビジネスでもって、国内外で新しい文化を創出していきたい。我こそは!と思われるベンチャーの皆さんのご連絡をお待ちしています。
株式会社ベネッセコーポレーション
KDDI株式会社
株式会社セブン&アイ・ホールディングス
大日本印刷株式会社
キッコーマン株式会社
日本電気株式会社
株式会社クレディセゾン
株式会社三菱ケミカルホールディングス
三井物産グローバル投資株式会社
ノーリツ鋼機株式会社