まず、大日本印刷とは何をやっている会社か。簡単にご説明しますと、“P=印刷技術”、“I=情報技術”、この2つを駆使して、生活者、ビジネス、社会の課題解決を目指している会社で、その基幹にある考え方は、「未来のあたりまえを作る」。そして、弊社の事業は大きく3つの分野から成り立っています。
一つは、出版・商業印刷、ICカード製造を主とする「情報コミュニケーション部門」。二つ目が、包装事業、産業資材事業を主とする「生活・産業部門」。最後が、ディスプレイ製品事業、電子デバイス事業を主とする「エレクトロニクス部門」となります。
弊社は1876年、出版印刷で創業しています。それから138年、出版分野には実に様々な変化が訪れてきました。最近では電子書籍の分野を手がけ、丸善、ジュンク堂、文教堂などの書店と提携し、図書館の運営、「honto」というサイトの運営も行っております。
また、ICカードをつくるだけではなく、その内部に組み込まれているソフト、システムを駆使したセキュリティ分野でも事業を展開。また、スマートフォンのタッチパネル用部材や各種電子デバイスなども当社の業務範囲です。そうやって、世の中の様々なあたりまえを一所懸命支え続けてきた会社といえます。
これからの大日本印刷を支えるための4つの分野を成長領域として定めました。「情報流通」「健康・医療」「環境・エネルギー」そして「快適な暮らし」。これらの領域で、138年培ってきた歴史とノウハウ、3万社を超えるB2Bの顧客基盤を活用して、企業としての成長を目指していきます。
例えば、「情報・流通」に関しては、印刷技術とITC基盤を活用し、生活者が求めるメディア、求める情報を提供することで、高度情報化社会の実現に貢献していきます。主にマーケティング分野で生活者にとって使いやすいアプリ開発を得意とするベンチャー、生活者が安心・安全に買い物や情報交換ができる技術を有するベンチャーを求めています。
「健康・医療」に関しては、印刷事業で培ったノウハウ・技術を応用し、再生医療や予防医療、投薬や診断に関する製品・サービスの進展に貢献していきます。生活者の健康状態を測る独自のセンサーデバイス開発と検出・解析技術に強みを持っているベンチャーを求めています。
もちろん、ほかの領域でも、弊社とのシナジーが期待できるベンチャーからのアプローチはウェルカムです。私たちは皆さんと一緒に、未来のあたりまえを作っていきたい。心からそう願っています。
株式会社ベネッセコーポレーション
KDDI株式会社
株式会社セブン&アイ・ホールディングス
大日本印刷株式会社
キッコーマン株式会社
日本電気株式会社
株式会社クレディセゾン
株式会社三菱ケミカルホールディングス
三井物産グローバル投資株式会社
ノーリツ鋼機株式会社