2017年開催「ILS 2017」のコンテンツです。

新事業創造カンファレンス

経済産業省とオープンイノベーション・ベンチャー創造協議会主催にて新事業創造のためのカンファレンスを開催します。テーマは、①シリコンバレーとの連携、②大企業とベンチャー企業によるオープンイノベーション、③イノベーションを担う人材育成です。またお昼にはオープンイノベーションのキープレーヤーによるショートプレゼンを行います。第一線で活躍する方々によるパネルディスカッションや講演で、実践的な知識や行動するためのヒントが得られることを期待しています。イノベーションの担い手の皆様、ぜひ御参加ください。

10/25(水)

10:3012:10
基調講演
パネルディスカッション
5階 メインホール1
入場自由(参加パス必要)

【第一部】シリコンバレーの最新事情 ~イノベーションの動向と連携の留意点~

総理イニシアチブとして「シリコンバレーとの架け橋プロジェクト」が動き出して3年。現在、起業家、大企業、ベンチャーキャピタルなど様々な企業・人材の交流が進んでいます。その中で、本当に成果を上げることが出来ているのか。今、再度、問われる時期になっています。シリコンバレーと繋がることで、日本のイノベーションをどのように変えることができるのか。現地と日本を繋ぐ先端プレーヤーとともに、真の成果を実現する方法論を探ります。

10:30-11:00
基調講演

シリコンバレー最新事情 ~イノベーションの動向と連携の留意点~


宮田 拓弥 氏
Scrum Ventures ジェネラルパートナー
早稲田大学大学院理工学研究科卒。サンフランシスコをベースに、米国のテックスタートアップへの投資を行うベンチャーキャピタルを経営。Mobility、Fintech、IoT、VR、コマース、ヘルスケアなど50社を超えるスタートアップに投資を実行。またサンフランシスコでコラボレーションオフィスZenSquareを運営している。2009年ミクシィのアライアンス担当役員に就任し、その後mixi America CEO を務める。

11:00-12:10
パネルディスカッション

シリコンバレーの活用で日本のイノベーションエコシステムは変わるのか


Phillip Seiji Vincent 氏
Plug and Play Japan Managing Partner/代表取締役
Plug and Play Japanの創設者、およびマネジングパートナー。Plug and Play Japan スタート前は、シリコンバレーの本社でPlug and Play IoT、Plug and Play Mobility、二つのイノベーションプラットフォームのディレクターを勤めた。Plug and Play入社以前は、日本企業キスコ株式会社ユニグローブキスコで、日米間での新ベンチャー事業の立ち上げ、展開に関わっている。
澤山 陽平 氏
500 Startups Japan マネージングパートナー
東京大学大学院 工学系研究科 原子力国際専攻修了。修士(工学) 。JP モルガンの投資銀行部門でTMTセクターの資金調達やM&Aアドバイザリー業務に携わった後、野村證券の未上場企業調査部門である野村リサーチ・アンド・アドバイザリー(NR&A)にて ITセクターの未上場企業の調査/評価/支援業務に従事。 2015年、$35M (約38億円)規模のファンドである500 StartupsJapanのマネージングパートナーに就任。主な投資先は、SmartHR、Infostellar等
松本 真尚 氏
World Innovation Lab ゼネラルパートナー
1999年にPIMを設立、CEOとして2000年のYahoo! JAPANとの合併を指揮。Yahoo!で数々の事業を立ち上げ、Yahoo!のCIO(Chief Incubation Officer)として同社の新規事業を指揮。他の事業会社との連携やJVを多数仕掛ける。2013年にWiLを創業。
西村 真里子 氏(モデレーター)
HEART CATCH 代表取締役、プロデューサー
テクノロジー×デザイン×マーケティングを強みにプロデュース業や編集、ベンチャー向けのメンターを行う。Mistletoe株式会社フェロー、SENSORS.jp編集長。
12:1012:50
プレゼンテーション
5階 メインホール1
入場自由(参加パス必要)

ランチタイムプレゼンテーション

イノベーションエコシステムにおいて、大企業、ベンチャー、大学、政府の「繋がりづくり」は重要な課題。セッションでは、繋がりづくりのキープレーヤーが登壇しその活動を披露します。大企業とベンチャーとの仕事の繋がり、研究室と企業の人材の繋がり、企業相互の若手の繋がり、政府と企業の仕事の繋がり、それぞれの繋がりづくりは、企業におけるイノベーションの起爆剤となり、知の融合の大きな潮流を起こすことが期待されています。

12:10-12:20
プレゼンテーション

大企業と中堅・中小・ベンチャー企業の受発注マッチング


前田 佳宏 氏
リンカーズ株式会社 代表取締役社長
2000年大阪大学工学部を卒業。同年に京セラに入社。2006年に野村総研に入社。コンサルティング事業本部にて数多くのプロジェクトに参画。 2012年4月Ditty株式会社(現リンカーズ株式会社)を設立。第14回日本イノベーター大賞優秀賞受賞、第1回ニッポン事業構想大賞受賞。

12:20-12:30
プレゼンテーション

大学の研究者・理系学生と企業のマッチング


加茂 倫明 氏
株式会社POL 代表取締役 CEO
1994年京都生まれ。両親が大学勤務者(父が教授、母が事務)。現在東京大学教養学部理科二類2年に在籍。高校時代から起業したいと考え始め、大学入学直後からベンチャー数社で長期インターンを経験。2015年9月からは休学してシンガポールに渡り、REAPRAグループにてプロダクトマネージャーとしてオンラインダイエットサービスの立ち上げを行った。帰国後、2016年9月にPOLを創業。アカデミアや研究者の課題をテクノロジーで解決することを目指し、現在は理系人材のダイレクトリクルーティングが可能な研究データベース『LabBase』を運営している。

12:30-12:40
プレゼンテーション

大企業の若手の行動プラットフォーム


濱松 誠 氏
One JAPAN 共同発起人・代表
2006年パナソニックに入社。海外営業、人事を経て、現在はIoT家電プロジェクトを担当。本業の傍ら、2012年に社内有志で「One Panasonic」を立ち上げる。2016年には「One JAPAN」を設立、代表に就任。45社・約1000名の有志が参画。組織を超えた共創や新しい働き方の提案・推進、大企業の変革に向け取り組んでいる。日経ビジネス「2017年 次代をつくる100人」に選出。

12:40-12:50
プレゼンテーション

中小・ベンチャー企業による公共調達の活用推進に向けて ~内閣府オープンイノベーションチャレンジ2017~


伊吹 信一郎 氏
内閣府 政策統括官(科学技術・イノベーション担当)付 参事官(イノベーション創出環境担当)付 主査(オープンイノベーション担当)
2011年、京都大学公共政策大学院修了後、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に入構。研究開発型ベンチャー支援事業の立ち上げと運営、オープンイノベーション・ベンチャー創造協議会(JOIC)の立ち上げに従事。2017年7月から内閣府に出向(現職)。研究開発型ベンチャーの公共調達の活用推進と、各種ベンチャー支援事業・人材間での連携に取り組む。
13:0015:10
基調講演
パネルディスカッション
5階 メインホール1
入場自由(参加パス必要)

【第二部】真のオープンイノベーションに向けて: 大企業とベンチャーの連携が成功するために必要なこと

日本企業がオープンイノベーションに本気で舵をを切り始めています。その一方で、旧来の自前主義、既存事業・短期業績重視の風潮が企業文化に染みついたままとも言われています。そのような中、「大企業とベンチャーの連携の手引き」など連携ノウハウを御紹介します。また、大企業のイノベーション創出、ベンチャー連携の先端的な取り組みをしているキーパーソンに、その苦労や成功への道筋として共有すべきポイントを語っていただきます。

13:00-14:00
基調講演
パネルディスカッション

大企業と研究開発型ベンチャーの連携で日本初イノベーションを生む!


鮫島 正洋 氏
内田・鮫島法律事務所 代表パートナー(弁護士・弁理士)
1985年東京工業大学金属工学科卒業。藤倉電線株式会社(現 株式会社フジクラ)、日本アイ・ビー・エム株式会社知的財産部。99年弁護士登録。2004年内田・鮫島法律事務所設立、現在に至る。2012年知財功労賞受賞。「下町ロケット」に登場する神谷弁護士のモデル。著書:「知財戦略のススメ」(日経BP社、2016)など。
中西 敦士 氏
トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社 代表取締役
2015年トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社設立、代表取締役就任。
HP:http://dfree.biz/
<主な講演等の実績>
・厚生労働省「保健医療分野におけるAI活用推進懇談会」
・経済産業省「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2017」グランプリ
<著書> 「10分後にうんこが出ます―排泄予知デバイス開発物語―」(新潮社)
保科 学世 氏
アクセンチュア株式会社 アクセンチュア・デジタル・ハブ統括
アクセンチュア・デジタル・ハブ統括として、スタートアップや多くの企業と連携しながら新規デジタルサービスの開発を推進。アナリティクスが専門領域で、アナリティクスソリューションの開発およびそれらを活用しクライアントの業務改革を実現する際の責任者として、数多くのプロジェクトに携わる。博士(理学)。
濱田 健一 氏
株式会社クラレ 研究開発本部企画管理部主管
1990年クラレ入社後、高分子材料の合成触媒研究、生産プロセス開発、事業開発に従事。2011年にはアクリル系熱可塑性エラストマー『クラリティTM』の商業規模プラントを立ち上げる。2012年からシリコンバレーのベンチャーキャピタルDraper Nexusでベンチャーリングを担当。スタートアップへの戦略投資を行ってきた。2016年9月より当社のオープンイノベーション業務を担当。
松岡 建志 氏
経済産業省 産業技術環境局 技術振興・大学連携推進課長
経済産業省 産業技術環境局 技術振興・大学連携推進課長。1990年東京大学工学部航空学科卒業、通商産業省(現経済産業省)に入省。原子力安全保安院防災課長、商務情報政策局サービス政策課長、関東経済産業局資源エネルギー部長等を歴任。2017年7月より現職に着任しオープンイノベーションの促進、研究開発型ベンチャー支援、研究開発税制の改正などを通じて研究開発環境の改善に取り組んでいる。
森山 大器 氏(モデレータ)
デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社
東京大学・大学院(物理工学専攻)、IIT Institute of Design(Master of Design Methods)卒業。ボストンコンサルティンググループを経て、2014年8月よりデロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社に参画。技術ベンチャー支援やベンチャー企業向けM&Aアドバイザリーなどの新規事業立ち上げ、経営企画部長、政策事業部長を歴任。

14:00-15:10
パネルディスカッション

大企業とベンチャーはWin-Winの関係を構築できるのか


加藤 由将 氏
東京急行電鉄株式会社 都市創造本部事業計画部 課長補佐
東京急行電鉄株式会社に入社。社内新規事業「東急電鉄 住まいと暮らしのコンシェルジュ」のコンセプトデザインから現場運営まで携わる。青山ビジネススクールでビジネスプランニングを専攻し、ベンチャーの研究を開始。渋谷を中心としたグローバルなイノベーション拠点を形成することを目標とし、再開発に併せたベンチャーエコシステムを構築するため、東急グループとベンチャーとの事業共創プログラム「東急アクセラレートプログラム」を立ち上げ、運営統括を務める。
江幡 智広 氏
KDDI株式会社 バリュー事業本部 バリュー事業企画本部 戦略推進部長,KDDI∞Labo長
1993年、DDI入社。2001年よりコンテンツ事業に携わる。国内外のパートナーとの新規事業創出を中心に活動。現在、2012年2月に設立した「KDDI Open Innovation Fund」を活用した投資を含む新規事業創出の責任者として活動。2013年にはインキュベーションプログラム「KDDI∞Labo長」に就任。
徳永 奈緒美 氏
富士通株式会社 マーケティング戦略室 シニアディレクター
1988年富士通株式会社に入社。2000年よりコーポレートベンチャリング担当としてスピンオフ制度による10社余りのベンチャー企業の起業・経営支援などに携わった後、2011年より新規事業開発部門にてデータ活用サービス立上げなどを主導。2015年よりスタートアップとの共創プログラムの責任者として20件以上の提携を実現。
八木 忠三郎 氏
野村ホールディングス株式会社 金融イノベーション推進支援室長
1994年野村證券入社。2016年から野村ホールディングス金融イノベーション推進支援室長。野村アクセラレータープログラムVoyagerの開催等を通じて野村グループのイノベーションの推進に従事。2017年より野村グループの新規ビジネス開発を目的として設立された子会社N-Villageの取締役も兼任。
谷本 有香 氏(モデレータ)
Forbes Japan 副編集長 兼 WEB編集長
証券会社(山一証券)、Bloomberg TVで金融経済アンカーを務めたのち、2004年に米国でMBAを取得。その後、日経CNBCキャスター、同社初の女性コメンテーターとして従事し、2011年以降はフリーのジャーナリストとして活躍。フォーブスジャパン副編集長 兼 WEB編集長。
15:1016:50
パネルディスカッション
5階 メインホール1
入場自由(参加パス必要)

【第三部】イノベーションのキーパーソン:「始動」と「未踏」2つの人材育成プロジェクト/政策紹介

イノベーションエコシステムの鍵は人材。政府では、人材育成を政策の基盤に置いています。セッションでは、政府の2大人材育成プログラムである「始動」と「未踏」について御紹介します(始動Next Innovatorは、事業を興すイノベーターを育成、未踏は、天才クリエイターを育成)。あわせて、「政府のイノベーション政策、ベンチャー支援政策はどのように動いていくのか」、経済産業省から今後の方向性を御説明します。

15:10-15:50
パネルディスカッション

「始動 Next Innovator」の成果と展望


吹野 豪 氏
リンクウィズ株式会社 代表取締役
三次元形状認識技術をキーテクノロジーとしてヴァーチャルとリアルのカタチをつなぐインタフェースとして産業用ロボットに注目し「人の技」を受け継ぐ産業用ロボットを実現し、ロボット同士をリンクしてモノづくりを変えるべくリンクウィズ株式会社を2015年に設立。始動Next Innovator2015のシリコンバレー派遣選抜メンバー。
菅 健太郎 氏
チョーヤ梅酒株式会社 製造部生産技術部門長
神戸大学大学院自然科学研究科博士前期課程修了。チョーヤ梅酒入社後、国内で梅酒の販売に奔走するもBtoBビジネスにおいて、消費者に伝えることの難しさを知る。製造部にて梅への情熱に溢れる多くの生産者や技術者から刺激を受け、日本の梅を世界に広める新ブランド『蝶矢』事業を考案。現在、生産技術部門長を務めながら新事業立ち上げに向けて活動中。経済産業省「始動Next Innovator2016」選抜メンバー。
竹上 慶 氏
日本電信電話株式会社 研究企画部門 プロデュース担当 担当部長
1997年大阪大学大学院工学研究科卒。2007年早稲田大学MBA取得。1997年NTT入社。2000年よりシンクタンク(情報通信総合研究所)にて国内外モバイル市場・先端技術調査・分析を担当。2006年以降、NTT西日本にて主に新規事業開発に従事。2015年より現職。NTT研究所の技術を活用した新規事業開発を担当。
那須 もえ 氏(モデレータ)
アクセンチュア株式会社 公共サービス・医療健康本部 シニア・マネジャー

15:50-16:30
パネルディスカッション

「未踏プロジェクト」の成果と展望


藤井 彰人 氏
KDDI株式会社 ソリューション事業企画本部副本部長 クラウドサービス企画部長 / 未踏事業プロジェクトマネージャー
大学卒業後、富士通,Sun Microsystems,Googleを経て、2013年4月より現職。Sun Microsystemsでは、Solaris/Java関連ソフトウェアを担当、プロダクトマーケティング本部長や新規ビジネス開発を担当。Googleでは、企業向け製品サービスのプロダクトマーケティングを統括。過去にMashup Award 1-4を主宰し各種開発者向けイベントの支援。2009年より情報処理推進機構(IPA)の未踏IT人材発掘・育成事業のプロジェクトマネージャーも勤め、若者の新たなチャレンジを支援している。
落合 陽一 氏
メディアアーティスト 筑波大学助教 デジタルネイチャー研究室主宰 Pixie Dust Technologies CEO
1987年生。筑波大学でメディア芸術を学び、東京大学大学院博士課程修了(学際情報学府初の早期修了者)。 2015年より筑波大学着任、図書館情報メディア系助教デジタルネイチャー研究室主宰。ピクシーダストテクノロジーズ株式会社代表取締役社長。VRコンソーシアム理事。2016年より一般社団法人未踏理事。2017年より筑波大学学長補佐、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授。2009年度、IPAよりスーパークリエータ認定。
田川 欣哉 氏
Takram 代表取締役
ハードウェア、ソフトウェアからインタラクティブアートまで、幅広い分野に精通するデザインエンジニア。主なプロジェクトに、トヨタ自動車「NS4」のUI設計、日本政府のビッグデータビジュアライゼーションシステム「RESAS -地域経済分析システム-」のプロトタイピング、NHK Eテレ「ミミクリーズ」のアートディレクションなどがある。日本語入力機器「tagtype」はニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションに選定されている。東京大学機械情報工学科卒業。英国Royal College of Art, Industrial Design Engineering修了。LEADING EDGE DESIGNを経て現職。英国Royal College of Art客員教授。 2004年度、IPAよりスーパークリエータ認定。
竹内 郁雄 氏(モデレータ)
東京大学 名誉教授 未踏事業統括プロジェクトマネージャー
東京大学名誉教授。東京大学理学部修士終了後、日本電信電話公社電気通信研究所勤務。その後電気通信大学電気通信学部情報工学科教授、東京大学大学院情報理工学系研究科創造情報学専攻教授、早稲田大学理工学術院基幹理工学研究科教授を歴任。 2000年、未踏事業立ち上げ当初より情報処理推進機構(IPA)の未踏IT人材発掘・育成事業のプロジェクトマネージャーを勤める。現在、未踏事業統括プロジェクトマネージャーとして、若者の新たなチャレンジを支援している。

16:30-16:50

イノベーション政策・ベンチャー支援政策の今後


経済産業省