経済産業省と民間企業による共同プロジェクトとして、大企業・中堅企業とベンチャー企業の連携等を促進している「ベンチャー創造協議会」と、オープンイノベーションの取り組みを推進する「オープンイノベーション協議会」(事務局:NEDO)の共同開催で、新事業創造のためのカンファレンスを開催します。テーマは、①グローバル市場の開拓、②日本におけるイノベーション・エコシステムの考察、③大企業のオープンイノベーションの促進です。この分野において国内外の第一線で活躍する方々によるパネルディスカッションや講演で、実践的な知識や行動するためのヒントが得られることを期待しています。イノベーションの担い手の皆様、ぜひ御参加ください。
日本企業の成長の種は世界のどこにあるのでしょうか?当セッションでは、ベンチャーならではの冒険心で世界の課題解決に挑戦している企業経営者をお招きし、日本企業の底力と海外市場におけるチャンスを探っていきます。前半の講演では、この夏、米国ユーザー数を飛躍的に成長させた株式会社メルカリの長澤CFOより、海外市場攻略の展望について伺います。後半のパネルディスカッションでは、昨年、経済産業省事業でアメリカに派遣されたベンチャー企業3社に、海外市場の手ごたえや世界で戦うための自社の強みについて語っていただきます。
オープンイノベーション協議会(JOIC)はオープンイノベーションの取組を推進することにより、我が国産業のイノベーションの創出及び競争力の強化に寄与することを目的として昨年2月に設立されました。JOICではオープンイノベーションを推進するため定期的にセミナーを開催していますが、今回はベンチャー創造協議会と共催する新事業創造カンファレンスの一セッションとして第5回セミナーを開催いたします。このセッションでは、オープンイノベーションやベンチャー・エコシステムに精通する日米の有識者にご登壇いただき、それぞれの成功要因、イノベーション・モデルの特徴や違いを検証するとともに、日本におけるオープンイノベーションのあり方や目指すべきイノベーション・エコシステムを考察します。
「大企業からイノベーションは興らない」という定説があります。先駆的なイノベーション活動を行っている大企業経営者を委員とする「イノベーション100委員会」での議論は、「イノベーションは興せる」というものでした。2015年から2016年春にかけての17名の経営者との議論を通じて、大企業からイノベーションを興し続けるための5つの課題と5つの行動指針及び17名の経営者の肉声を委員会レポートとして取り纏めました。今後は、多くの経営者にこの活動に加わって頂き、経営を変革させ、新しい価値創造を実現する日本企業をまず100社にするための活動を発展させていきます。その一環として、イノベーション100委員会「経営者座談会」を行います。