近年、他社と共同で製品やサービスを開発するオープンイノベーションが増加しています。オープンイノベーションを加速させるべく、効率よく提携先企業を見つけられるビジネスマッチングサービスを使う企業が多くなっています。
ビジネスマッチングサービスを利用するにはプラットフォームの手数料を支払わなければなりませんが、各サービスで料金形態が異なります。
そこで今回は、ビジネスマッチングサービスの料金形態ごとの手数料相場を解説します。
また、ビジネスマッチングを利用する流れや選び方、具体的におすすめのサービスなどについても紹介しますのでこれからビジネスマッチングサービスを利用したいと考えている方はぜひご覧ください。
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ビジネスマッチングサービスとは?
ビジネスマッチングとは、業務内容や業界などが異なる企業同士を結びつけ、互いのニーズに合った取引や協業の機会を創出する仕組みのことです。実施形態はさまざまで、直接担当者と商談ができるイベント形式や効率よく企業を絞り込めるマッチングサイト形式などが存在します。
【料金形態別】ビジネスマッチングサービスの手数料の相場
ビジネスマッチングサービスは、以下3つの料金形態があります。
- 月額料金制
- 紹介手数料制
- 成約手数料制
それぞれくわしく解説します。
月額料金制のビジネスマッチングサービスの場合
月額制のサービスは、企業情報をサービスに掲載するにあたって月額料金を支払う料金形態です。基本的にサービス登録時の初期費用に加えて月額料金を一定額払っていく仕組みとなります。
月額制のビジネスマッチングサービスは、企業の登録数や案件数が多い傾向にあるため、サイトに掲載するだけで多数の企業からの問い合わせを集めやすいというメリットがあります。
一方で一方でデメリットとして、マッチングしない場合でも一定の手数料が発生してしまう点には注意が必要です。
毎月固定費はかかりますが、長期的かつ安定して提携先を見つけたい場合は、月額制のビジネスマッチングサービスが最適と言えるでしょう。
月額制のビジネスマッチングサービスの相場は月10,000〜20,000円程度です。
紹介手数料制のビジネスマッチングサービスの場合
紹介手数料制のビジネスマッチングサービスは、他企業とのマッチングが成立したときに手数料が発生する料金形態です。
サイトへの企業情報掲載は無料でできるため初期費用が抑えやすく、仮にマッチングが成立しない場合には、固定費の支払いは発生しません。
ただし、企業とマッチングが成立した際に手数料が発生するため、マッチング後に契約まで至らなくても手数料が返金されないというデメリットがあります。
初期費用を抑えつつ協業相手を見つけたい時には紹介手数料型のビジネスマッチングサービスがおすすめです。
紹介手数料型の手数料相場は、1案件あたり5,000〜20,000円程度になります。
成約手数料制のビジネスマッチングサービスの場合
成約手数料制のビジネスマッチングサービスは、他企業との契約が成立した段階で手数料が発生します。
紹介手数料制のサービス同様に無料で企業情報を掲載できるため初期費用が抑えられます。また、企業との契約までが手数料発生の条件となるため、金銭的なリスクを最小限まで抑えられることがメリットと言えるでしょう。
加えて、マッチングから契約までをサービス運営側が手厚くサポートしてくれるため、これまで協業の経験がない企業でも安心して契約まで進むことができます。
しかし、初期費用がかからずサポートが手厚い分、手数料が高額になる場合があります。
成約手数料制のビジネスマッチングサービスの手数料は契約金額の5〜20%が相場です。
また、サイトによっては紹介手数料も合わせてかかる場合がある点に注意しましょう。
オンラインビジネスマッチングサービスを利用する流れ
オンラインでのビジネスマッチングサービスを利用する手順は以下のとおりです。
- ビジネスマッチングサービスに登録
- 自社の情報をくわしく掲載する
- サービスを通して企業を探す/依頼を受ける
- 気になる企業とコンタクトを取って商談を進める
- 商談を成立させる
それぞれ詳細に解説します。
①ビジネスマッチングサービスに登録
まずは、インターネットを通してビジネスマッチングサービスに登録しましょう。
サービス登録時に、企業名、業種、業務内容などの基本的な情報を入力します。
また、金融機関が運営するビジネスマッチングサービスの場合、法人口座番号を求められることもあるので事前に確認することを推奨いたします。
②自社の情報をくわしく掲載する
サービスへの登録が済んだら、企業情報を詳細に掲載します。
仕事を発注したい場合は、サービスを利用する目的や経営課題、求める企業像などのニーズを記載しましょう。
一方でサービスを受注したい場合は提供できるサービスやスキルなどのシーズを掲載します。
企業情報記載ページは、多くの人の目に留まるように目を引くアイキャッチや読みやすい文章構成で記載するようにしましょう。
③サービスを通して企業を探す/依頼を受ける
自社の情報をサービスに掲載できたら「企業を探す」または「依頼を受ける」ステップに進みます。
仕事を発注したい企業は、サービス内検索を使い、目的に合った技術や知見を持っている企業にコンタクトを取ってみましょう。
④気になる企業とコンタクトを取って商談を進める
サービスを通して気になる企業にコンタクトが取れたら、連絡先交換して商談の提案をしてみましょう。
チャットやZoom会議などオンラインで商談を進めるのはもちろん、直接アポイントを取り担当者と対面で商談することも可能です。
ここでいくつかの企業とコンタクトが取れている場合は、費用や技術力をもとに複数社を比較検討することが重要です。
⑤商談を成立させる
初回連絡から商談を重ねて双方が提示した条件に合意できたら商談成立です。NDA契約やライセンス契約などの本契約に進みましょう。
他社との協業では、知的財産や利権で後々トラブルになるケースも存在します。そのため、必ず双方が納得したうえで契約を結ぶようにしてください。
また、契約書は曖昧な書き方を避け、できるだけ定量的に作成することが重要です。
オフラインのビジネスマッチングを利用する流れ
イベントやサミットなどのオフラインのビジネスマッチングサービスを利用する流れは以下のとおりです。
- ビジネスマッチングイベントに参加する
- 実際に顔を合わせて商談を行う
- 商談を成立させる
それぞれくわしく解説していきます。
①ビジネスマッチングイベントに参加する
まずは、気になるビジネスマッチングイベントや展示会に申し込みましょう。
イベントの中には締め切りが早かったり、人数制限が設けられたりすることもあるため、気になるイベントには早めに申し込むことを推奨します。
②実際に顔を合わせて商談を行う
イベントでは、自社ブースへの呼び込みや積極的な名刺交換を通して、複数の企業にアプローチしましょう。もし、相談ブースがあれば、実際に担当者と会って商談を行うことも可能です。
また、気になる企業の担当者にイベントの後日アフターフォローするのもおすすめです。
相手の印象に残りやすいように自社の魅力や強みを的確かつシンプルに伝えておくと、アフターフォローでも商談につながりやすくなります。
③商談を成立させる
ビジネスマッチングイベントを通して複数回商談を重ね、双方が提示した条件に合意できたら商談成立です。本契約に進みましょう。
ビジネスマッチングサービスを選ぶポイント
ビジネスマッチングサービスを選ぶ3つのポイントは以下のとおりです。
- 料金形態
- サービスの得意分野・専門分野
- マッチング実績や登録企業数
それぞれ詳くわしく解説していきます。
①料金形態をもとに選ぶ
ビジネスマッチングでは、「月額料金制」「紹介手数料制」「成約手数料制」の3つの料金形態が用意されています。
それぞれの料金形態ごとのメリット・デメリットは以下のとおりです。
<メリット>
月額料金制:サービス内の掲載企業数や案件数が多く募集を集めやすい
紹介手数料制:初期費用を抑えられて、固定費を支払い続けるリスクがない
成約手数料型:初期費用を抑えられて、運営による手厚いサポートが受けられる
<デメリット>
月額料金制:毎月一定額の固定費はかかってしまう
紹介手数料制:紹介手数料がかかるため紹介後に契約が決裂しても料金が返金されない
成約手数料型:サポートが手厚い分、手数料相場が高い
料金形態ごとのメリットデメリットを確認したうえで、自社に適合した料金形態のサービスを選びましょう。
②サービスの得意分野・専門分野をもとに選ぶ
ビジネスマッチングサービスにはさまざまな業界の案件が掲載された総合的なサービスと各分野に特化したサービスが存在します。
そのため、サービスが提供する分野やテーマについてもしっかりと確認したうえで選びましょう。
DX推進や研究開発など協業の目的がすでに定まっている場合は、各分野に特化したプラットフォームの使用が適しています。
一方で目的が明確でなかったり、業界問わず気になる企業を探したい場合は総合的なサービスを選んでみましょう。
③マッチング実績や登録企業数をもとに選ぶ
ビジネスマッチングサービスはマッチング実績や登録企業数も事前に確認しておきましょう。単純に登録している企業数が多ければ多いほど、協業に理想的な企業を見つけやすくなります。
また、マッチングの実績が豊富であれば、サービス内で活発なマッチングが行われており、マッチングの成功率も高まる傾向にあります。
そのため、サービスに登録する際は、マッチング事例や登録企業数を確認したうえで慎重に比較検討することが大切です。
おすすめのビジネスマッチングサービス
具体的に推奨するビジネスマッチングサービスをご紹介します。
イノベーションリーダーズサミット(ILS)

イノベーションリーダーズサミット(ILS)は、アジア最大規模のビジネスマッチングイベントを運営するプラットフォームです。主に大手企業とスタートアップ企業の協業の機会を提供しています。
イベントに参加するスタートアップ企業は、各業界の専門アドバイザーが厳選した企業に限られているため、良質で技術力が高い企業とビジネスマッチングしやすいこともポイントです。
これまでイベントを通して3,000件以上の商談が行われており、協業成功率は30%を超えています。
また、企業同士のマッチングに加えて、協業を成功させるためのサポート体制も充実しているため、初めての協業に不安を持つ企業でも安心して参加できます。2025年は12月1日〜12月4日に開催が予定されています。気になる方はぜひ早めに申し込んでみてください。
ビジネスマッチングを成功させるコツ

ビジネスマッチングを成功させるためには以下4つの点を意識することを推奨します。
- 自社の魅力やスキルを積極的にアピールする
- 積極的でオープンなコミュニケーションを心掛ける
- 長期的な視点で関係を構築する
- 自社に適した提携先を慎重に見極める
それぞれくわしく解説していきます。
①自社の魅力やスキルを積極的にアピールする
ビジネスマッチングを成功させるためには、掲載ページやイベントを通していかに自社の魅力や技術力を伝えられるかが重要です。
自社と取引することでどのようなメリットがあるのかが明確であれば、比較検討された際も自社が選ばれやすくなるでしょう。
そのため、自社の掲載ページでは、提供できる技術やノウハウ、知見などを詳細かつ簡潔に記載することが重要です。
また、イベント型のビジネスマッチングでは相談ブースなどを利用し、1対1で自社のアピールができるとイベント後でも相手の印象に残りやすくなります。
②積極的でオープンなコミュニケーションを心掛ける
ビジネスマッチングでは積極的でオープンなコミュニケーションを心掛けることも重要です。
サービスに企業を掲載してただ待っているだけでは、なかなかマッチングが成立しないこともあるため、自分から積極的に他社にアプローチする必要があります。
ビジネスマッチングイベントであっても名刺交換や自社紹介だけでなく、イベント終了後にメールや電話を通して積極的にアフターフォローすることで商談につなげやすくなります。
③長期的な視点で関係を構築する
ビジネスマッチングでは、長期的な視点で相手と関係を構築していくことが重要です。気になる企業を見つけたとしてもすぐに交渉や契約に踏み切ると相手に不安を与えることになります。
相手企業が、他社と比較検討している場合や社内の体制がまだ整っていない場合もあるので、相手を焦らせる商談は避けましょう。
④提携先を慎重に見極める
ビジネスマッチングを成功させるためには、自社の目的や社風、求めている技術にマッチした企業を慎重に見極めることです。
相手企業の技術力や実績、社風などを商談で深掘りすることはもちろん、IR情報やホームページを通して企業情報に乖離がないか必ず確認する必要があります。
もし、提携先企業選びに不安がある場合は以下4つの項目を重点的にチェックしましょう。
- 他の企業と協業経験があるか?
- 社内全体が共同開発や協業に積極的か?
- マッチングの目的に合った明確な技術力と実績があるか?
- 企業の経営や財務は安定しているか?
ビジネスマッチングサービスの手数料の相場は料金形態によって異なる
今回はビジネスマッチングサービスの手数料相場について解説してきました。ビジネスマッチングサービスでは、「月額料金制」「紹介手数料制」「成約手数料制」の3つの料金形態が存在します。
それぞれかかるコストやサービスの手厚さが異なるため、よく吟味したうえで自社に合った料金形態のサービスを選ぶことが重要です。
手数料以上の価値を生むビジネスマッチングの成功事例をご覧ください
本メディアではアジア最大級のオープンイノベーションマッチングイベント「ILS(イノベーションリーダーズサミット)レポート」を無料配布しています。大手企業とスタートアップが3,000件以上の商談を重ね、協業案件率30%超えのイベントです。
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