2021年9月17日
ILS (イノベーションリーダーズサミット) 実行委員会
経済産業省 新規事業創造推進室
オープンイノベーション版 人気企業ランキング
有望スタートアップ企業が選ぶ「イノベーティブ大企業ランキング2021」 結果を発表
イノベーションリーダーズサミット<略称:ILS>
実行委員会(運営:株式会社プロジェクトニッポン)は昨年度に引き続き、経済産業省と共同で、国内のベンチャーキャピタルや大学など約130機関によって選出された有望スタートアップ企業1,369社を対象としたアンケート調査を実施。スタートアップとの連携を通じたオープンイノベーションに積極的な大企業の人気ランキング調査「イノベーティブ大企業ランキング」の2021年度版を取りまとめましたので、上位10社を発表いたします。
本調査は、我が国の大企業のオープンイノベーション状況を俯瞰的に指標化することを目的に、年に1回調査し、今年で4回目になります。総合100位までのランキングや、大手企業の業種別ランキング(全17業種)及び、上位100社の戦略や組織文化などのイメージを4象限にプロットした「大企業オープンイノベーション戦略マップ」は、ILS公式サイト(https://ils.tokyo/)にて資料請求を受付けいたします。
【本レポートの詳細について】
総合100位までのランキングや、大手企業の業種別ランキング(全17業種)及び、上位100社の戦略や組織文化イメージなどの回答項目間の類似性を相対的な距離で算出し、4象限(トップダウン変革型 /
ボトムアップ変革型、投資・ポートフォリオ志向 /
R&D事業開発志向)にプロットした「大企業オープンイノベーション戦略マップ」は、ILS公式サイト(https://ils.tokyo/)にて資料請求を受付けいたします。
これらは、下記より資料請求をいただいた企業へ進呈しております。
ILS公式サイト( https://ils.tokyo/ )より資料請求へ >>
調査結果サマリー
- KDDI・トヨタ自動車・ソフトバンクは、前回調査(2020年)から引き続き強い支持を集めTOP3を堅持
- 旭化成・SOMPO・三井化学・リコー・大阪ガスがTOP20に躍進。旭化成・SOMPOは一昨年より40位以上大幅ランクアップ
- 大手企業の業種別ランキング(全17区分)では、従来見えにくかった業種別での認知動向を可視化
質問内容と調査結果
Q.あなたがオープンイノベーション活動に積極的であると感じる大企業名を挙げてください。(3社以上5社まで)
イノベーティブ大企業ランキング2021:総合上位10位
順位 |
企業名 |
得票率 |
昨年順位 |
1 |
KDDI |
6.95% |
1 horizontal_rule |
2 |
トヨタ自動車 |
5.66% |
2 horizontal_rule |
3 |
ソフトバンク/ソフトバンクグループ |
4.47% |
3 horizontal_rule |
4 |
ソニー/ソニーグループ |
3.23% |
5 north |
5 |
JR東日本(東日本旅客鉄道) |
3.02% |
4 south |
6 |
凸版印刷 |
2.32% |
7 north |
7 |
東急 |
2.16% |
12 north |
8 |
NTTドコモ |
1.78% |
6 south |
9 |
三井不動産 |
1.51% |
8 south |
10 |
富士フイルムホールディングス |
1.35% |
9 south |
イノベーティブ大企業ランキング2021 業種別上位5位*ランキング(東証17業種)
順位 |
情報通信・サービスその他 |
得票率 |
1 |
KDDI |
6.95% |
2 |
ソフトバンク/ソフトバンクグループ |
4.47% |
3 |
凸版印刷 |
2.32% |
4 |
NTTドコモ |
1.78% |
5 |
TIS |
0.81% |
順位 |
電機・精密 |
得票率 |
1 |
ソニー/ソニーグループ |
3.23% |
2 |
日立製作所 |
1.13% |
2 |
パナソニック |
1.13% |
4 |
富士通 |
0.92% |
5 |
リコー |
0.81% |
順位 |
自動車・輸送機 |
得票率 |
1 |
トヨタ自動車 |
5.66% |
2 |
デンソー |
0.75% |
3 |
アイシン |
0.54% |
4 |
ホンダ(本田技研工業) |
0.48% |
5 |
豊田合成 |
0.22% |
5 |
東海理化電機製作所 |
0.22% |
順位 |
運輸・物流 |
得票率 |
1 |
JR東日本(東日本旅客鉄道) |
3.02% |
2 |
東急 |
2.16% |
3 |
JR西日本(西日本旅客鉄道) |
0.59% |
4 |
鈴与 |
0.43% |
5 |
ANAホールディングス |
0.32% |
順位 |
素材・化学 |
得票率 |
1 |
富士フイルムホールディングス |
1.35% |
2 |
旭化成 |
1.02% |
3 |
三井化学 |
0.86% |
4 |
三菱ケミカルホールディングス |
0.70% |
5 |
資生堂 |
0.54% |
5 |
花王 |
0.54% |
順位 |
建設・資材 |
得票率 |
1 |
前田建設工業 |
0.65% |
2 |
大成建設 |
0.38% |
3 |
大和ハウス工業 |
0.32% |
3 |
日本特殊陶業 |
0.32% |
3 |
AGC |
0.32% |
順位 |
医薬品 |
得票率 |
1 |
武田薬品工業 |
0.43% |
2 |
アステラス製薬 |
0.38% |
3 |
アストラゼネカ |
0.38% |
4 |
塩野義製薬 |
0.32% |
5 |
大日本住友製薬 |
0.27% |
順位 |
商社・卸売 |
得票率 |
1 |
伊藤忠商事 |
0.81% |
2 |
三菱商事 |
0.48% |
3 |
三洋貿易 |
0.32% |
4 |
双日 |
0.22% |
4 |
住友商事 |
0.22% |
順位 |
不動産 |
得票率 |
1 |
三井不動産 |
1.51% |
2 |
三菱地所 |
0.65% |
3 |
森ビル |
0.16% |
順位 |
金融(除く銀行) |
得票率 |
1 |
SOMPOホールディングス |
0.97% |
2 |
MS&ADインシュアランスグループホールディングス |
0.48% |
3 |
東京海上ホールディングス |
0.27% |
順位 |
電力・ガス |
得票率 |
1 |
大阪ガス |
0.75% |
2 |
関西電力 |
0.59% |
3 |
東京ガス |
0.27% |
4 |
東北電力 |
0.16% |
4 |
九州電力 |
0.16% |
4 |
中部電力 |
0.16% |
順位 |
食品 |
得票率 |
1 |
キリンホールディングス |
0.43% |
2 |
サントリーホールディングス |
0.38% |
2 |
味の素 |
0.38% |
4 |
ユーグレナ |
0.32% |
5 |
アサヒグループホールディングス |
0.16% |
順位 |
銀行 |
得票率 |
1 |
三菱UFJフィナンシャル・グループ |
0.75% |
2 |
みずほフィナンシャルグループ |
0.48% |
3 |
三井住友フィナンシャルグループ |
0.22% |
4 |
ふくおかフィナンシャルグループ |
0.16% |
順位 |
機械 |
得票率 |
1 |
ダイキン工業 |
0.65% |
2 |
三菱重工業 |
0.27% |
3 |
グローリー |
0.22% |
3 |
クボタ |
0.22% |
順位 |
鉄鋼・非鉄 |
得票率 |
1 |
フジクラ |
0.27% |
2 |
三菱マテリアル |
0.22% |
2 |
古河電気工業 |
0.22% |
順位 |
小売 |
得票率 |
1 |
丸井グループ |
0.22% |
2 |
イオン |
0.16% |
順位 |
エネルギー資源 |
得票率 |
1 |
ENEOSホールディングス |
0.38% |
【本レポートの詳細について】
総合100位までのランキングや、大手企業の業種別ランキング(全17業種)及び、上位100社の戦略や組織文化イメージなどの回答項目間の類似性を相対的な距離で算出し、4象限(トップダウン変革型 /
ボトムアップ変革型、投資・ポートフォリオ志向 /
R&D事業開発志向)にプロットした「大企業オープンイノベーション戦略マップ」は、ILS公式サイト(https://ils.tokyo/)にて資料請求を受付けいたします。
これらは、下記より資料請求をいただいた企業へ進呈しております。
ILS公式サイト( https://ils.tokyo/ )より資料請求へ >>
「イノベーティブ大企業ランキング2021」 調査概要
- 調査対象
:過去5年間に開催されたILS(2016-2021)において、国内外の主力VC(ベンチャーキャピタル)等、約130機関で構成されるILSアドバイザリーボードの推薦を受けて、ILSのメインイベントである大企業とスタートアップの新事業協業マッチングプログラム「パワーマッチング」に参加した国内有望スタートアップ全1,369社の経営者
- 調査方法 : インターネット調査(ILS専用サイト上の入力フォームによる回収)
- 調査期間 : 2021年7月21日~2021年8月6日
- 有効回答 : 543社(回答率40%)
- 調査主体 : イノベーションリーダーズサミット運営事務局、経済産業省
- 設問項目 : 企業名の自由連想と、連想された企業に対する個別評価
- Q1.あなたがオープンイノベーション活動に積極的であると感じる大企業名(国内に本社を置く)を挙げてください。(3社以上5社迄)
-
Q2.当該企業のオープンイノベーション活動に関して、あなたの印象としてもっとも近いものを3つ選択してください。
- [戦略] 事業機会を機敏に捉えながら戦略的に取り組んでいる
- [戦略] トップがビジョンを持って本気で取り組んでいる
- [戦略] 経営層がスタートアップ協業を理解し重視している
- [戦略] 新技術や製品に関心があり意欲的に活動している
- [組織文化] 現場メンバーが活発でモチベーションが高い
- [組織文化] オープンでフェアな付き合いができる
|
- [組織文化] 現場に権限があり意思決定のスピードが早い
- [組織文化] OI活動に豊富な経験や実績を有している
- [実行力] 自社技術やブランドを協業推進に上手く活用している
- [実行力] CVCやアクセラなどの仕組みを上手く活用している
- [実行力] 協業を適切にマネジメントできる人材を登用している
- [実行力] 長期的に腰を据えて協業や支援活動に取り組んでいる
|
大手企業のアセットとベンチャー企業のアイデアやテクノロジをマッチングし、グローバルイノベーションを生み出すことを目的に30名の発起人と経済産業省後援のもと発足したオープンイノベーションカンファレンス。
本年3月に実施した第8回ILSは、メインの協業マッチング商談会「パワーマッチング」に、大企業103社500部署、スタートアップ701社(内、海外253社)が参加し、2,720件の商談が行われ、その中の約4割にあたる1,002件の協業案件を創出。この極めて高いマッチング率を維持しているのは、参加できるスタートアップが、主要VCや大学、日本や外国政府機関など108機関のアドバイザリーボードによって厳選された優良企業のみであることが一番の要因となっている。
大手企業の満足度は9割を超え、前回は87%の商談がオンラインで行われなどコロナ禍にも対応している。