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ILS2023
Innovation Leaders Summit

スポンサー > みちびき(内閣府)

内閣府は準天頂衛星システムを活用する企業の取組を応援します。

内閣府宇宙開発戦略推進事務局は、準天頂衛星システムによるセンチメータ級高精度測位サービスやメッセージサービスなどを安定的に提供するとともに、新たなビジネス創出に資する取組や身近な既存サービスの高度化・効率化を推進しています。

みちびき(内閣府)の取組み

「みちびき」とは/みちびきの強み

みちびき(準天頂衛星システム)とは、準天頂軌道(=ほぼ天頂付近を動く)の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システムのことです。

衛星測位システムとは、衛星からの電波によって位置情報を計算するシステムのことで、米国のGPSがよく知られており、みちびきを日本版GPSと呼ぶこともあります。みちびきはGPSと一体で利用できるため、安価に受信機が調達できます。

また、安定した高精度測位を行うことが可能であることから地理空間情報を高度に活用した位置情報ビジネスの発展が期待できます。現在は4機体制で運用していますが、2023年度から2024年度にかけて順次衛星を打上げ、7機体制を構築し、信号認証機能(電子署名を付与しセキュリティを担保)など、新たなサービスの提供も予定しています。

みちびきの強みは以下の5つです。

  • (1) 安定した測位:日本の真上にいることで安定して情報を提供
  • (2) 精度の高い測位:独自の補強信号の提供
  • (3) みちびきを活用した安心安全サービス:みちびきを活用した災害情報の提供
  • (4) 国内外で利用可能:アジア・オセアニアでも高精度な測位補強サービスを利用可能
  • (5) 低コスト:単独測位に通信インフラが不要、既存のGPS受信機との互換性

みちびきを利用した公募実証事業

より多くの人々にみちびきを利用していただくため、内閣府ではさらなる市場の拡大や新たな分野での活用を支援しています。

その一環として、みちびきを活用した新たなサービスや技術の実用化を考えている企業等の取組を後押しするために、実証事業に取り組んでいます。実証事業では、企業だけでなく、高専、大学などの企画も含め、新規性や事業化可能性などの観点から、みちびきの新たな可能性を示唆する企画を採用し、みちびきの利用拡大を進めています。
https://qzss.go.jp/ex-demo/

例年4月頃に公募をしておりますので、みちびきを利用したプロジェクトをお考えの際は是非当事業の活用をご検討ください。

みちびきコミュニティ

みちびきコミュニティは、「みちびきのケーパビリティの正しい理解の浸透」「みちびきの認知度向上」「みちびきを活用した新しいユースケースの創出」などに取り組む活動であり、「多様なユースケース創出を通じ、みちびきの有効性・必要性を社会に明示する」をミッションステートメントに活動をしています。みちびきを活用したサービスアイディアを検討するMeetUP活動、情報発信活動を通して、衛星測位などの既存の業界外の方々も巻き込みながら、みちびきの新しい活用方法を創出していきます。

みちびきコミュニティの活動では、内閣府が任命したみちびきエバンジェリストがみちびきの活用方法やビジネスモデルの構築に助言を行い、事業化を目指したビジネスアイデアのブラッシュアップをサポートします。

これまでのみちびきコミュニティを通してブラッシュアップされたビジネスアイデアは、みちびき公募・自治体などの公募実証に採用されたり、ビジネスアイデアを基に法人を立ち上げたりなど、事業化への取組を進めています。
https://qzss.go.jp/community/

みちびきコミュニティでは、新たなビジネスアイデアの実現に向け協働する仲間を探しています。何か新しいことにチャレンジしたい皆さまの参加をお待ちしております。