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ILS 開催概要
第11回 (2023年12月) ・
第10回 (2022年11月) ・
第9回 (2022年2月) ・
第8回 (2021年) ・
第7回 (2019年) ・
第6回 (2018年) ・
第5回 (2017年) ・
第4回 (2016年) ・
第3回 (2015年)・
第2回 (2014年)
新事業創造カンファレンスレポート
第6回 (2018年)・
第5回 (2017年)・
第4回 (2016年) ・
第3回 (2015年) ・
第2回 (2014年) ・
第1回 (2014年)
大手企業からのコメント
日本電気株式会社 代表取締役会長 遠藤 信博 氏
大手企業には、新しいプラットフォームを持つベンチャーと常に最適なマッチングを行って、価値のあるイノベーションを創出していく責務があると思っています。
イノベーションには2種類あると思います。1つは、新素材・新原料など研究開発に時間をかけて生み出していくもの。もう1つは既存の機能を、新たなビジネス・モデルやICTなどのプラットフォームで刷新するというものです。世の中のニーズは人間の本質的な欲求に根ざしており、それは大きく変わるものではありません。ですから、プラットフォームの進化に常に目を向け、それをどのようなタイミングで、どのように活かすかが問われるのです。大手企業には、そうした新しいプラットフォームを持つベンチャーと常に最適なマッチングを行って、価値のあるイノベーションを創出していく責務があると思っています。
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コニカミノルタ株式会社 代表執行役社長 山名 昌衛 氏
経営者はベンチャーからも学び、企業カルチャーを変えていかなければなりません。ILSのような機会もどんどん行われていくべきだと思いますね。
『Fortune500』に入るような大企業でも、イノベーションを起こしていかなければ、20年後にはその40%は消滅するといわれています。そういう危機感をもって、経営者はベンチャーからも学び、企業カルチャーを変えていかなければなりません。すでにそのグローバル競争に突入している。それが私の基本的な認識です。そして当社も世界5極で『ビジネスイノベーションセンター』を立ち上げ、グローバルに人材を集めてイノベーションを推進しています。ILSのような機会もどんどん行われていくべきだと思いますね。
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トヨタ自動車株式会社 未来創生センター 未来開拓室 主査 岩井 覚司 氏
ロボットのコラボレーション先を探しに初参加。何社かは共同研究も視野に入れて今後もお付き合いしていきたいベンチャーが見つかり、収穫としては上々です。
当社で開発しているパートナーロボットのコラボレーション先を探しに初参加しました。ロボットだけでなく、未来の発展分野を探す意味でも、優れたベンチャー企業にたくさん会えることを楽しみにしてきました。実際にお会いして、何社かは共同研究も視野に入れて今後もお付き合いしていきたいベンチャーが見つかり、収穫としては上々です。当社はまだまだ自前主義が抜け切っていませんので、閉じこもりがちな研究者にもこうした場に参加させ、オープンイノベーションの有効性を感じ取ってもらいたいと思います。
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ソニー株式会社 ビジネスディベロップメント部門 パートナー戦略部 1課 統括課長 西村 征也 氏
事前にマッチングしてもらえているなど、ほかのイベントと比べても大変効率的。ILSに参加しているベンチャーは技術力が大変しっかりしたところばかりというふうに感じています。
初めて参加しました。こうした場はほかにもいくつか参加していますが、ILSに参加しているベンチャーは技術力が大変しっかりしたところばかりというふうに感じています。実際に、今後も話を進めていきたいベンチャーが何社か見つかりました。また、事前にマッチングしてもらえているなど、ほかのイベントと比べても大変効率的に運営されていると感じています。我々のように何社もお会いする立場として、大変ありがたいですね。
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武田薬品工業株式会社 デジタルユニット タケダ・デジタル・アクセラレーター 大塚 勝 氏
日頃お会いしているのとは違う分野のベンチャーと会えたのが良かったと思います。新しい視点で考える機会を得ることができました。
ヘルスケア関係を中心にいろいろなベンチャーと毎週のようにお会いしています。ILSは、例えばビッグデータなど、日頃お会いしているのとは違う分野のベンチャーと会えたのが良かったと思います。また、当社は製薬会社ですから、どうしてもその視点でのマーケティングを考える傾向があります。ILSではコンシューマー目線で考えているベンチャーと多くお会いすることができ、新しい視点で考える機会を得ることができたのも印象的でした。
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大和ハウス工業株式会社 代表取締役会長 樋口 武男 氏
志の高い人と一緒にやりたい。そういったベンチャーを応援する。
私は第2回TOKYO イノベーションリーダーズサミットの発起人の一人ですが、この取組に賛同した理由は、大和ハウス自体も元々はベンチャーだからです。
志高い人が自分の会社を興して、世の中に貢献しようとする人がもっともっと育ってくれたら、現在ある商品以外で新しい商品なり事業が変わってくるんじゃないかなと。日本の経済発展、国の発展にも寄与することになると、そういう想いで賛同しました。
これからベンチャーに挑戦する方に言いたいことは、社会的に意義のあることに挑戦してもらいたい。金儲けのためだけにやるというのは、僕は応援できない。例えば、大和ハウスの投資先の1つでロボットベンチャーとして先日上場したCYBERDYNE(サイバーダイン)の創業者である山海教授のような起業家は応援したいですね。
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株式会社三菱ケミカルホールディングス 代表取締役 取締役社長 小林 喜光 氏
国家としての成長戦略の中でベンチャーをいかに育成するかが大きな柱。ILSが先導役となり、産官学含めたベンチャーを養成するプラットホームを形成してほしい。
最近のベンチャーはどういう方向に向かっているか、いろいろな情報を仕入れるために本イベントに参加しています。今回もたくさんのユニークなベンチャーと商談することができました。製造系も意外に多くて、植物、バイオ系もありました。当社も製造系ですから、非常に面白かった。日本の国家としての成長戦略の中でベンチャーをいかに育成するかが大きな柱ですし、当社を含め大手企業もかなりベンチャーに目を向けるようになったと思っています。
もちろん、社内ベンチャーという手法もありますが、正直いってベンチャーを興して自分で食っていくぞっていう人とは緊張感が違う。今回お会いしたベンチャー経営者からも、そのあたりの強いエネルギーが感じられました。
このイベントに関しては、もっともっと参加企業数と質を上げていただきたい。政府が掲げる成長戦略のひとつとして、この秋から始まるベンチャーと大企業の協議会の立ち上げがあります。ILSが一番の先導役となり、まさに産官学含めたベンチャーを養成していくためのプラットホームを形成していってほしい。この仕組みがしっかりと産業界に広がれば、アメリカ、イスラエル、シンガポールに負けないと思っています。
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ノーリツ鋼機株式会社 代表取締役社長CEO 西本 博嗣 氏
32社のベンチャーと商談。うち4社とは具体的な話しを進め、改めて会いたいのは12社あった。当社は出資先にシナジーを求めていないので、優秀な経営者、ビジネスモデル、期待できる市場にトライしている事業には出資したい。
今回はプライベートマッチング、パワーマッチングあわせて32社のベンチャーとお会いしました。2回目の参加ですが、1回目より非常に質が高くなってきました。個別のベンチャーも非常に意識の高い方がいらっしゃっているという印象を受けました。
そもそも当社は、出資先にシナジーを求めていないので、優秀な経営者、ビジネスモデル、あるいは期待できる市場にトライしている事業であれば、出資しようと決めています。具体的に話を進めたいと思う会社は、今回は4社。商談が短時間だったので、改めて事務所のほうでお話したいと申し上げたのが12社でした。そういった意味で、非常に効率的なセットアップだったと思っています。
この取り組みは、回数も含めてもっとやるべきですね。例えば、業界分野ごとにベンチャーを呼ぶ、カテゴリーも「出資」「業務提携」「販路」などの目的別で、例えば、1月は大阪、2月は名古屋とか。もうちょっと細分化していくやり方もありでしょう。そうすればマッチングの精度も上がりますし、ベンチャー側も参加しやすくなる。短時間であっても、もっと突っ込んだ話が一気にできます。こういう機会を知らない、勇気が出ない、自信がないなど、躊躇しているベンチャー経営者がたくさんいると思うので、もっとたくさん集まると思います。
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キリン株式会社 経営企画部 主査 山内 浩一郎 氏
20社のベンチャーと商談し、もう一度じっくり話したいベンチャーは複数社ありました。たくさんの刺激があり、いろんな意味で、新鮮な自問自答が生まれる機会となりました。
ILSには、今回が初めての参加となります。当社は、さまざまな事業を展開していますが、今後、我々だけではできない新しいビジネスを、ベンチャーの皆様と始めるためのきっかけづくりのために参加させていただきました。
そもそも、キリンは飲料を主体としたメーカーです。既存のフィールドから少し幅を広げ、食品や健康分野などをより強化したいと考えているのですが、やはり一社単独では限界がある。例えば、目指したい新たな市場の顧客開発などのソリューションを有しているベンチャー。そんなパートナーとの出合いを模索していました。
今回は、20社のベンチャーと商談する機会をいただき、たくさんの刺激がありました。今まで気づかなかったことを発見できましたし、我々が目指している方向性と同じ志を持つベンチャーと知り合うこともできました。いろんな意味で、新鮮な自問自答が生まれる機会となりました。もう一度話をじっくり聞いてみたいと思えるベンチャーが複数社ありました。
事前にマッチングしていただき、話せる仕組みは実に効率的です。お互いのアイデアを膨らませる確率が上がると感じました。参加されるベンチャーの顔ぶれにもよりますが、新しくて面白いベンチャーが集まっているのなら、来年もぜひ参加したいですね。
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コニカミノルタ株式会社 ビジネスイノベーションセンタージャパン(BIC JAPAN) 所長 波木井 卓 氏
昨年から参加、今回は二日間の開催で余裕をもってセッションやベンチャーショーも回れて、事前にマッチングされた商談以外の出会いも多かった。来年も参加したいです。
当社は昨年の第2回ILSから参加しました。昨年は1日だけの開催だったので、商談にずっと時間が取られてセッションなどに参加できませんでしたが、今年は2日間の開催だったので、聞きたいセッションにも時間をとれて、自分自身としてもとても良い勉強になりました。また、ベンチャーショーの展示ブースやデモを見てまわる余裕もあって、事前にマッチングした商談以外のベンチャーとの出会いがあり、そこからも何社か興味あるベンチャーと知り合うことができました。
私は既存事業以外の新たなビジネスを探す部署におります。まさに、オープン・イノベーションを推進する役割。ベンチャーと一緒に新たなビジネスを立ち上げる構想を常に模索しています。当社が目指している新規事業に必要な、ベンチャーのシーズを探すために、今回もこのイベントに参加させていただきました。
昨年は、広くさまざまなベンチャーと対話をしましたが、今回は、ライフサイエンスの分野に絞ったベンチャーとの商談をお願いしました。目的意識を明確にしたこともあって、昨年に比べて商談の精度も高くなったと思います。結果的に20社ほどとお会いして、○・△・×で言うと、○が9社、△が4社ほど。今回商談したベンチャーの7割くらいとは、もう一度じっくりお話してみたいと思っています。目的意識を持って参加すれば非常に効率的に興味あるベンチャーとお会いできるISLは、とても素晴らしいイベントですね。もちろん、継続されるなら来年も参加したいです。
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株式会社資生堂 研究推進部 R&D企画グループ グループリーダー 田村 昌平 氏
今回お会いしたベンチャーはどこもレベルが高かった。お会いしたベンチャーの半分ぐらいは、一緒に研究を進めると新たな価値が生まれそうな予感を覚えました。
今回、初めて参加させていただきました。当社は化粧品を中心に事業を展開していますが、今後さらに広がりを持たせていく必要性を感じており、そのために必要な新しい技術やアイデアに出合えることを期待してのことです。ある程度テーマを絞って臨みましたが、それにマッチする提案にいくつか出合えましたし、さらに「そんな発想もあるのか!」という予期せぬアイデアも見つけることができました。総じていえば、お会いしたベンチャーの半分ぐらいとは、これから一緒に研究を進めていくと、新たな価値が生まれそうな予感があります。
当社は以前から積極的にオープン・イノベーションに取り組んでいますが、今回お会いしたベンチャーはどこもレベルが高いですね。アイデアの質だけでなく、そのプレゼンテーションや、どう展開していけばいいかという考え方など、非常にしっかりしていると思います。そういう意味でも、ILSは質の高いマッチングイベントだと思いました。
ベンチャーの皆さんは、自分の可能性に自信をもって取り組み続けていただきたいと思います。大手ともなると、いろいろ制約が出てきて取り組みにくくなる側面があります。そこをベンチャーに制約なく自由にやってもらうことでよりイノベーションを生み出していくことができると思います。大いに期待しています。
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セイコーホールディングス株式会社 セイコーインスツル株式会社 総合企画本部 技術戦略企画室 部長 岩崎 文晴 氏
新規事業を企画していくミッションを持つ者として、ベンチャーの方と本音で会話するためにはそれなりの準備と時間が必要。その苦労が省ける点がILSの人気の理由だと思う。
会社としては去年から参加していますが、私自身は今回初めて参加しました。新規事業を企画、インキュベーションしていくというミッションを持っていますので、そういった領域でマッチングできるベンチャー探索のために参加しました。
私どもは時計の会社です。その強みであるマイクロメカトロニクス技術を活かせる領域に事業を広げることを模索しています。
今回は20社のベンチャーと商談しました。事前に思っていたのと少し違うという案件もあったのですが、「あー、ここの会社さんとはもうちょっと深い話をしていきたい」というところも3~4割。そのなかでも特に、私たちが探していた新しいセンシング・テクノロジーを持っているベンチャー経営者との話が興味深かったですね。そのほかにも、「これは!」と感じた会社が2社ほどありました。
ILSは、我々にとって楽しいイベントでした。仕事柄、ネットなどで常に新しい領域を探していますが、やはり生の声を知りたい。実際にベンチャーの方々と本音で会話するためには、それなりの準備と時間が必要です。その苦労が省けることも、このイベントが人気を博している理由なのではないでしょうか。第3回ILSにあえて厳しめの採点をつけると100点満点で70点。時間配分と会場動線に配慮すれば、もっといいイベントになると思います。来年も、会社が許してくれれば、ぜひ参加したいと思っています。
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パナソニック株式会社 AVCネットワークス社 イノベーションセンター 戦略開発部 ビジネス開発1課 課長 八浪 竜一 氏
ILSは、当社にとって“宝探し”の場。今回は、我々が困っていることに対してズバリ提案してくれたベンチャーと出会うことができました。まさに“渡りに船”です。
今回は、我々が困っていることに対してズバリ提案してくれたベンチャーと出会うことができました。まさに“渡りに船”で、次回のアポイントも取らせてもらいました。それ以外にも、今後継続的に情報を提供していただく約束を3社ほどと交わすことができました。 我々は新規事業を開発するセクションですので、自分たちが知らないものを常に探し、インプットすることが極めて重要なミッションです。その点、ILSは普段はなかなか会うことができないようなベンチャーと会うことができる“宝探し”のような場ですね。
我々としては、どこにそういった存在がいるのかがなかなか掴めないということがありますし、ベンチャーにとっても、自分たちの技術やアイデアを大手企業のどこに持っていけばいいのかわからないということがあると思います。ILSはそんな壁を一度に取り払ってくれるわけですから、大変貴重な機会であると捉えています。
当社のような大組織になると、多層的な決済が必要で動きが鈍くなるという側面があります。しかしながら、話題性のあるベンチャーと提携するという外からの具体的な刺激があると、一気にスピードアップする場合も少なくありません。そういう点でも、ベンチャーとの協業に期待したいです。
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三菱重工業株式会社 技術統括本部 技術企画部 企画グループ グループ長 谷垣 信吉 氏
19社のベンチャーと商談。3分の1くらいはもう一度ゆっくり話を伺ってみたいと思っています。ベンチャーの方とまとめてお話できる機会というのは非常に貴重です。
これまでずっと重工業の分野に特化し、長く自分たちで技術を作ってきましたが、システム系・ICT系の技術をどんどん取り入れていくべきと、一昨年前、社内にICTソリューション本部を立ち上げました。世の中の変化が激しい中で新しい技術をどんどん取り入れて、よりよい製品を社会に提供していこうというのが、今の会社の方針です。そうした考えの中、機動力の高いベンチャーの技術をうまく取り入れていきたいと考えています。
今回のパワーマッチングでは19社のベンチャーと商談する機会をいただきました。初めての参加で勝手がわからず、商談の時間配分に戸惑いました。ただ、人工知能分野、分析技術分野の会社など、面白い技術を持っている会社が多く、興味のある内容でした。商談したベンチャーのうち、3分の1くらいはもう一度ゆっくり話を伺ってみたいと思っています。
このような、自分たちが探しているベンチャーの方とまとめてお話しできる機会は、非常に貴重であったと思います。欲を言えば、一社一社との商談時間をもう少し長くとってもらえるとうれしいですね。
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株式会社ローソン 理事執行役員 業務統括本部 副本部長 白石 卓也 氏
パワーマッチングとラウンドテーブルを合わせて、30社ほどのベンチャーと出会えました。どうしても自分たちだけで情報収集するのは限界があるので、非常に有意義な機会でした。
初めて参加しましたが、非常に面白かったですね。事前マッチングの商談とラウンドテーブルのベンチャーを合わせて、30社くらいの新規ビジネスの話を、経営者から直接聞くことができました。でも、さすがに疲れましたね(笑)。ただ、そのうち半分くらいはもう一度話を聞いてみたいと思えるビジネスでした。
当社は、いろんな新しいことにチャレンジしていますが、例えばその一つとして、店舗の業務改善、マーケティングなど、新しい技術を使って改善、改革していこうというテーマに掲げています。そのための情報取集と、社内では考えつかないアイデアを教えてもらいに来たというところです。
特に生産性の部分において、ITにもっともっと任せられる領域があると感じていました。今、人工知能や機械学習は、我々が思っている以上に進んでいる。優れたAI技術を使えば、かなり生産性が上がると踏んでいます。
どうしても自分たちだけで情報収集するのは限界があるので、こういう場を設けてもらえるというのは非常によいことだな、と。いろんな技術の新しい取り組みの情報収集という意味でも非常に有意義な機会でした。来年も、ぜひ参加させていただきたいと思います。ただ、商談が絶え間なく続くので、休憩時間を増やすなど、時間的余裕をつくって欲しいですね(笑)。あとは、今日会えていないけど面白いベンチャーの情報があったら、参加企業へのフォローとして教えてもらえるとありがたいですね。
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株式会社セブン&アイ・ホールディングス オムニチャネル推進室 オフィサー 遠藤 信一郎 氏
第1回ILSでお会いしたベンチャー数社とは、既にテストマーケティングを進めている。今回商談したベンチャーについてもコラボの可能性を探りたい。
これだけ変化が激しい時代、社内リソースや既存のお取引先様とのつながりだけでは、イノベーションに限界があると考えています。ベンチャーの技術・新たな視点と、それら掛け合わせることで、イノベーションが生み出せるのではないかと考え、前回1月のイベントから参加しています。
前回お会いしたベンチャーの中でも、既に、弊社グループの事業会社とテストマーケティングを進めているケースも数件あります。今回は12社からプレゼンを受けました。もう少し詳しいお話をお伺いして、弊社グループとのコラボレーションの可能性を探っていきたいと考えています。
なお、前回は規定の商談時間が3分でしたが、今回は7分いただきました。十分な時間ではないものの、質疑も含めて具体的なお話を伺うことができたのはありがたかったです。
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帝人株式会社 ITヘルスケア・プロジェクト プロジェクト・リーダー 濱崎 洋一郎 氏
今回は12社のベンチャーと商談し、10社ぐらいはもう一度会いたい感じでした。
大手とベンチャーのマッチングは、非常に面白い試みだと思います。
私がいるのは、帝人の中でITとヘルスケアの融合した事業を企画する部隊です。帝人では在宅医療サービスを手がけていますが、そこから得られた医療の知見とITを組み合わせ、医療・ヘルスケア周辺にサービスを広げて行こうと、新しい企画を進めています。ただ、自分達だけでゼロからサービスを作って提供するのは非効率ですし、そもそも発想が限られると思います。そこでベンチャーと一緒にやる取り組みが必要だと考え、このイベントに参加させていただきました。
大手とベンチャーのマッチングは、非常に面白い試みだと思います。今回は12社のベンチャーと商談をさせていただきましたが、とてもいい場でした。具体的な商談につながるかどうかはわかりません、12社のうち、10社ぐらいはもう一度お会いしたいという感じでした。面白いコンセプトを持っていたり、すでに製品・サービスをお持ちで、具体的なコラボレーションがイメージできるプレゼンテーションもありました。引き続き、どんなコラボレーションができるか、コミュニケーションを継続しようと思っているところです。
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株式会社T-MEDIAホールディングス 代表取締役社長兼CEO 櫻井 徹 氏
5000万人のT会員に新しいオンラインプラットフォームを通じてベンチャー企業と一緒にサービスを提供したい。CCCグループが提供するベンチャー企業向けの新しいマーケティング支援プログラム 「T-Venture Program」にご期待下さい。
ベンチャー企業にとって最も困難なのは、ユーザーと資本の獲得ではないかと思います。CCCグループは、約5000万人のT会員基盤と大規模なデータベースを活用し、サービスを提供できるプラットフォームを展開しています。日本の人口の20代は約70%、30代・40代は約60%というカバー率を誇っています。この5000万人のT会員にベンチャー企業の素晴らしいサービスを提供してもらえれば、ユーザーに価値提供ができますし、またベンチャー企業の成長のお役にも立てると思っています。当社、ベンチャー企業、ユーザーすべてがハッピーになれるということです。本日は、すぐにでも協業できそうなレベルの高いサービスがいくつもありました。我々との思いが一致すれば、ぜひ一緒に取り組んでいきたいと考えています。
これから、「T-Venture Program」を立ち上げる我々にとって、今回のようなイベントは非常にいい機会であると受け止めています。今後とも大いに活用させていただきたいと思っています。
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株式会社 日立製作所 情報・通信システム社 クラウドサービス事業部
ビジネスプロデュース本部 本部長 樋川 克也 氏
新規事業を立ち上げて軌道にのせるのは、日立の社内リソースだけでは限界。
ベンチャーとの総合的な取り組みはカンパニー初の試みです。
新規事業を立ち上げて軌道に乗せるのは、日立といえども社内のリソースだけでは限界があります。そこで、外の力も積極的に借りて手がけていこうという方針で臨んでいます。既存の顧客とコラボレーションするというのもありますが、ベンチャーと組むというのも大きな選択肢と考え、手を挙げさせていただきました。これまでの日立では事業部ごとにベンチャーと組むことはありましたが、カンパニーの取り組みとしては初めてだと思います。
実際に接してみると可能性を感じました。各ベンチャーには、ビジネスモデルや商品・サービスに光るものがありますが、ビジネスを大きくしていくにはモノをつくる工場や売る販売体制などが必要です。しかし、“二の次”となっているベンチャーが大半です。そこでこそ当社と組むメリットがあると認識しています。また、商品・サービスそのものの品質向上にしても、当社がお手伝いできる余地があると感じています。こういうイベントはぜひ今後も続けていただきたいですね。
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富士通株式会社 執行役員常務 CTO&CIO 川妻 庸男 氏
当社は今後3年間で新規事業に2000億円使うことを決めています。
大企業側も、もっと勉強してベンチャーとの商談に臨むべきだと痛感しました。
参加した感想としては、富士通と同じ思想で開発を行っているベンチャーがたくさんあるということでした。もともとベンチャーとの付き合いは多いのですが、基礎技術的な部分も含め、新しい発想のハードウェアをつくろうとしているベンチャーがあった。それが面白かったですね。
それから富士通みたいな大企業だと、いろんな社内組織が持っている技術を全部つなげば新規事業がつくれるのですが、マネジメントが縦割りになっていて面倒くさい社内交渉も多い。本イベントに参加した一番の理由は、そこを考えずに外部のリソースをどんどん見つけて使えるメリットがあるということでした。
当社は、今後3年間で新規事業に2000億円使うことを決めています。私は経営会議などを通さず出資できるベンチャーファンドの委員でもあります。大きな組織ゆえ、どんなにスピーディにやっても「遅い!」と感じることは、本日商談したベンチャー各社にお伝えしました。5、6社とは今後も打ち合わせを続けていく予定です。
大企業側ももっと勉強してベンチャーとの商談に臨むべきだと思います。大企業全体を俯瞰すると、大きなテーマをブレイクダウンしきれていないと感じます。実は、そうやって初めて課題が見つかる。そして、そうした課題のソリューションをベンチャーが持っているのです。まずは大手企業自身の“穴”を探してみることが、ベンチャーのリソースを上手に活用するための大切なポイントだと思います。
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ブラザー工業株式会社 代表取締役社長 小池 利和 氏
アメリカのベンチャーイベントと比べても、1日でこれほど多くのベンチャーと会える機会は希少。売上の約8割を海外で上げ、全世界でビジネスを展開するブラザーグループとグローバルな舞台を目指すベンチャーで、win-winの関係構築をしたい。
当社は以前からベンチャーキャピタリストを通して日米のベンチャーに投資してまいりました。今後は、よりネットワークを広げ様々な技術やビジネスのネタを探求するとともに、日本のベンチャー企業育成のお役に立ちたいと考えております。この二点を目的に、ILSに参加させていただきました。
私はアメリカでの赴任経験が長く、現地のベンチャーキャピタリストが開催するポートフォリオカンパニーのアニュアルミーティングイベントに何度も参加しておりました。そのほとんどは大規模のカンファレンスでしたが、それらに比べても、ILSのような、非常に多くのベンチャー企業の皆さんと1日でお会いできる機会は希少です。非常に素晴らしい機会であると考えています。
大大企業はビジネス規模が大きく、それを推進するためのインフラを保有しています。ブラザーグループも売上の約8割を海外で上げており、ビジネスの舞台は海外に広がっています。ブラザーグループの保有するビジネスインフラやグローバルネットワークを活用し、日本のアイデアをもとに生まれたビジネスをグローバルに展開するなど、グローバルなビジネス舞台を目指す起業家の皆さんとwin-winの関係が築けると考えています。
ユニークなアイデアを豊富にお持ちの起業家の皆さんと、直接コンタクトができる機会がもっと増えることは、当社にとってもありがたいと考えております。これからも積極的に協力してまいります。
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三菱UFJリース株式会社 事業開発室長 岡嶋 力也 氏
ベンチャーとの協業は初のトライアル。我々だけで1社1社探していたのでは大変なので、こういった数多くのベンチャーが一同に会するイベントは是非活用したい。
ベンチャーとの協業は初のトライアルです。2014年度からスタートした中期経営計画では、次世代を見据えて我々のビジネスモデルを進化させることを成長戦略の柱の一つとしていますが、社内のリソースだけではアイデアも限られてしまうとの認識があります。ファイナンスビジネスは競争も激しいので、他社との違いを鮮明に打ち出す必要があります。
そこで、我々とは違う観点から市場を捉えているであろうベンチャーに着目しました。ベンチャーとのコミュニケーションで、我々では気づかなかったアイデアが生まれたり、コラボレーションすることで従来にはなかった画期的なサービスがつくれるのではないか、との期待があります。
ベンチャー側から我々を見ると、例えばハードを販売する際や研究開発資金を調達する際の資金提供先という映り方をしているのかもしれません。我々としては、新たな資金提供先としてベンチャー開拓をしているわけではありませんので、単にベンチャー企業に資金提供するというだけのフレームで考えるだけではあまり新味はありません。アイデアのソースとしてベンチャーと組むわけですから、ここからどう一ひねり、二ひねりするかが当座の課題であると感じています。
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