近年、オープンイノベーションを始める企業は年々増加傾向にあります。しかし、オープンイノベーションを始めるにあたって重要になってくるのが自社とマッチした提携先探しです。
そこで今回は、オープンイノベーションの提携先企業のマッチングや伴奏支援まで行うプラットフォームについて詳しく解説していきます。
「オープンイノベーションを始めたいのに外部企業との繋がりがない…」「どのように提携先企業を選べばいいかわからない…」と悩む方は、ぜひ今回の記事をご覧ください。
プラットフォーム選びに迷ったら実績重視!ILSなら確実に成果が期待できます
本メディアではアジア最大級のオープンイノベーションマッチングイベント「ILS(イノベーションリーダーズサミット)レポート」を無料配布しています。大手企業とスタートアップが3,000件以上の商談を重ね、協業案件率30%超えのイベントです。
数あるプラットフォームの中でも圧倒的な実績を誇る具体的なマッチング手法や成功事例を豊富に扱っているので、ぜひ貴社のオープンイノベーション推進にご活用ください。
オープンイノベーションとは?
オープンイノベーションとは、企業や組織が社内だけではなく、社外のアイデアや技術、ノウハウなどを積極的に取り込み、新たな価値を創造するビジネス手法です。
2003年にハーバード大学のヘンリー・チェスブロウ教授が提唱した概念で、流行の移り変わりや消費者の意識の変化が激しい現代の市場に対応できる手法として注目を集めています。
詳細は以下の記事で解説していますので合わせてご覧ください。
オープンイノベーションとは?定義や成功事例をわかりやすく解説
オープンイノベーションの種類
オープンイノベーションは「インバウンド」「アウトバウンド」の2つの種類に分けられます。
詳細は以下の記事で解説していますので合わせてご覧ください。
オープンイノベーションの種類とは?種類ごとの事例や活用のポイント
インバウンド
インバウンドは、自社で不足した技術や知見、アイデアなどを外部から取り込み、新たな研究開発を進める手法です。
自社内の知見では新規事業やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が困難な場合に用いられます。
アウトバウンド
アウトバウンドは、自社が持っている技術や知見を他社に提供することで新たなアイデアを模索する手法です。
自社内に技術や知見はあってもそれを活かすアイデアがない時に役立ちます。
クローズドイノベーションとの違い
クローズドイノベーションはオープンイノベーションと真逆のビジネス手法です。
つまりは自社内のリソースのみで研究開発から販売までを一貫して完結させるイノベーション手法となります。
商品やサービスのノウハウが蓄積され、外部にスキルや知見が流出しにくいことが1つの強みとなっています。
しかし、急激なビジネス変化に対応できないという弱点も持ち合わせる手法と言えるでしょう。
オープンイノベーションの利点とリスク
オープンイノベーションを始めるメリットや注意すべきリスクについても知っておきましょう。
オープンイノベーションの利点
オープンイノベーションを活用する最大の利点は、自社だけでは思いつかなかった革新的なアイデアや技術を手に入れられることです。
社内の限られたリソースでは解決が難しい新規事業やDXなどの分野であっても、外部の専門知識を借りることで突破口が見つかることもあるでしょう。
また、ゼロから研究開発を進める必要がないため、時間とコストの削減に繋がり、大幅に制作スケジュールを短縮することも可能です。
オープンイノベーションのリスク
オープンイノベーション最大のリスクは提携先企業に自社の重要情報が漏洩する可能性があることです。
そのため、どんなに信頼できる相手でも情報を共有する範囲は慎重に精査する必要があります。
また、提携先と社風やスピード感、研究開発の進め方が合わず、思うようにプロジェクトが進まないケースも少なくありません。
オープンイノベーションを行う際には、必ず提携相手のスキルや知見だけでなく、社風やスピード感などについても確認したうえで自社にマッチした企業を選びましょう。
オープンイノベーションプラットフォームを活用するメリット
オープンイノベーションプラットフォームを活用するメリットは以下の3つです。
- 効率よく提携先を探せる
- 自社の潜在的なリソース・ニーズを発見できる
- 低リスクでの協業実験ができる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
効率よく提携先を探せる
オープンイノベーションプラットフォームを活用することで、効率よく提携先を選定できることがメリットです。
これまでオープンイノベーションを行う際には、企業のパイプを通して提携先を探したり、インターネットを通じて情報収集することが一般的でした。
しかし、自社が必要とする技術力を持っているかつオープンイノベーションに前向きな企業を探すとなると膨大なリソースがかかってしまいます。
そこで、オープンイノベーションプラットフォーム内の検索機能を活用すれば、オープンイノベーションに前向きでありながら自社とマッチした提携先を簡単にリサーチすることができます。
自社の潜在的なリソース・ニーズを発見できる
オープンイノベーションプラットフォームを活用して、自社の技術や知見を公表することでこれまでは気が付かなかった自社のリソースやニーズを発掘できます。
「他社にはない技術を持っているのにどのように活用すればよいかわからない…」という状況では、オープンイノベーションプラットフォームを活用して他社からアイデアをもらうのもおすすめです。
低リスクでの協業実験ができる
オープンイノベーションプラットフォームを活用すれば低リスクかつローコストで協業実験ができます。
他社との協業を考えてはいるものの、コミュニケーションや研究開発の進め方に不安があるという場合は、オープンイノベーションプラットフォームを活用し、低リスクで協業をスモールスタートさせてみるのもおすすめです。
オープンイノベーションのプラットフォームはイノベーションリーダーズサミット(ILS)がおすすめ!

イノベーションリーダーズサミット(ILS)は、アジア最大級のオープンイノベーションマッチングイベントを運営するプラットフォームです。大手企業とスタートアップが直接出会い、新しいビジネスを生み出すための場を提供しています。
参加するスタートアップは、業界の専門家で構成されるアドバイザリーボードが厳選した有望企業のみに限定されており、質の高いマッチングが実現されています。
これまでに3,000件以上の商談が行われ、協業案件率は30%を超える高い実績を誇ります。単なるマッチングだけでなく、協業を成功させるためのサポート体制も充実しており、参加企業から高い評価を得ています。大企業の新規事業開発担当者にとって、確実に成果を期待できる信頼性の高いプラットフォームです。2025年は12月の1〜4日に開催が予定されています。
オープンイノベーションプラットフォームを使う際の注意点
オープンイノベーションプラットフォームを活用して、他社と協業する際には以下の3つの点に注意が必要です。
- 自社とマッチした提携先を慎重に見極める
- 自社のオープンイノベーションに対する理解を深める
- 短期的な成果に期待しすぎない
それぞれ詳しく解説していきます。
引用:我が国のオープンイノベーションの課題・阻害要因・成功要因(オープンイノベーション・ベンチャー創造協議会)
自社とマッチした提携先を慎重に見極める
オープンイノベーションプラットフォームを活用して協業を成功させるためには、自社とマッチした提携先を選ぶのが最も重要なポイントです。
プラットフォームに登録された技術力や実績の情報だけでなく、企業の社風やオープンイノベーションへの理解度、協業の経験などについても密にコミュニケーションを取りながら確認しておきましょう。
実際に企業へ訪問し、直接担当者とコミュニケーションを取ることはもちろん、IR情報やホームページで企業についての理解を深めておくことが重要です。
自社のオープンイノベーションに対する理解を深める
自社のオープンイノベーションに対する理解や協力を深めることも重要です。
これまでクローズドイノベーションが主流であった日本では、他社との協業に否定的な社員や経営層も数多く存在します。
このように社内でオープンイノベーションに対する意識や理解が追いつかない状態で事業をスタートさせると、少しのトラブルや行き詰まりで共同開発が打ち切りにされてしまうこともあるでしょう。
そのため、まずは「他社との協業でどのような利益をもたらすのか?」「共同開発を行ううえで気を付けるべき点はどこなのか?」などオープンイノベーションに対する理解と協力を社内に普及させることが重要です。
短期的な成果に期待しすぎない
オープンイノベーションは、短期的な成果ばかりに期待しすぎることが失敗の原因となります。たしかにオープンイノベーションは、ゼロから新規事業や研究開発を行うよりも短期間で成果に結びつきやすいです。
しかし、提携先企業のリソースや開発スケジュールによっては、短期間で成果に繋げることが難しい場合も少なくありません。
そのため、自社内の研究開発よりも余裕を持ったスケジュール調整が必要となります。
プラットフォームを活用してオープンイノベーションを進めよう!
今回はオープンイノベーションを推進するプラットフォームについて解説してきました。
近年、多くの企業が取り入れているオープンイノベーションは、自社にマッチした提携先探しに課題を感じている方も少なくないでしょう。
そんな時には、効率よく提携先を探せるオープンイノベーションプラットフォームを利用してみるのがおすすめです。
ぜひ今回紹介したプラットフォームを活用して、自社とマッチした提携先企業を探してみてください。
プラットフォーム選びに迷ったら実績重視!ILSなら確実に成果が期待できます
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